皆さん、おはようございます。
今回は、Windows 365 Enterprise の話題です。
先日の、.NETラボ 勉強会 2022 年 12 月にて久しぶりに取り上げましたが、それ以来の Windows 365 になります。
今回のネタは、Windows 365 Enterprise にて、VM をプロビジョニングする際に、ローカライズを選択すると、Windows 365 の VM にて、Microsoft 365 Apps (Microsoft Office) がローカライズされていたという内容です。
以前より、Windows 365 は、[プロビジョニング ポリシー] にて [言語と地域] という項目があり、ローカライズの機能が標準であります。もちろん、最初はプレビュー機能として実装されていましたが、現在は GA (General Availability) となり、一般公開機能となります。
<プロビジョニング ポリシー>
確かに、Windows はローカライズされていましたが、Microsoft 365 Apps (Microsoft Office) はローカライズされていませんでした。なので、Windows 365 を展開後に、手動で Microsoft 365 Apps (Microsoft Office) をローカライズ (日本語のランゲージを追加する) をする必要がどうしてもありました。
それが、最近 Windows 365 を再プロビジョニングしたら、何と Microsoft 365 Apps (Microsoft Office) もちゃんとローカライズされているではありませんか。なんて素晴らしい!その内容が今回の内容になります。
上記のスクリーン ショットにあるように、プロビジョニング ポリシーにて、[構成] のフィールドにある、[言語と地域] を選択することにより、Microsoft 365 Apps (Microsoft Office) もローカライズされるようになりました。
実際に、この設定でプロビジョニングすると、下記のように Microsoft 365 Apps (Microsoft Office) がローカライズされていることを確認しました。(2023/02/04 確認)
これで、Windows 365 をローカライズされた言語 (例えば、日本語) で使う際に更に管理者目線で便利になりますね!
もし、既存の Windows 365 環境がある場合は、再プロビジョニングをしてみてください。再プロビジョニングを行うことで、Microsoft 365 Apps (Microsoft Office) がローカライズされます。(ただし、Windows 365 の VM 環境は再プロビジョニングすることでリセットされますので、環境のバックアップは取りましょう)
公開情報にてもアナウンスされていました。
<余談>
Windows 365 は今回紹介したようにローカライズ オプションがありますが、Windows のシステム ロケールの設定は、未だにローカライズされません。具体的には、日本語などの言語を選択しても、下記のスクリーン ショットの箇所が英語で展開されます。そのため、Unicode 対応でないアプリケーションをインストールや実行する際に文字化けします。
例えば、ATOK をインストールする時は、下記のように盛大に文字化けします。
この点については、私からも開発チームにフィードバックしています。近いうちに修正されることを祈りたいと思います。更に、Windows 365 のローカライズが便利になることを祈り。。。
今回の機能エンハンスについては、開発チームの尽力に感謝します!