Configuration Manager Current Branch 1910 にて Microsoft Edge アプリケーションの作成ができない

皆さん、こんにちは。

今回は、Microsoft Endpoint Configuration Manager (MECM, MEMCM) Current Branch 1910 の新機能である、Microsoft Edge (バージョン 77 以降 (Chromium Base)) を展開することができる機能の不具合について紹介したいと思います。

Microsoft Edge を展開する機能は、[ソフトウェア ライブラリ] > [概要] > [Microsoft Edge の管理] にあります。

Microsoft Edge のアプリケーションを作成する場合は、[Microsoft Edge の管理] を右クリックして、[Microsoft Edge アプリケーションの作成] を選択します。

[Microsoft Edge クライアント インストール ウィザード] が起動しますので、必要事項を入力して、[次へ] を選択します。

[Specify settings for Microsoft Edge client] にて、[Channel] とバージョンを選択し、[次へ] を選択します。

[展開] にて、[今すぐアプリケーションを展開しますか?] にて [いいえ] を選択して、[次へ] を選択します。

[概要] にて、設定内容を確認して、[次へ] を選択します。

その後、[処理中] のステータスになった後に、[Unable to get certificate for Powershell] と表示され、処理が途中で止まってしまいます。

<問題事象>

Microsoft Endpoint Configuration Manager Current Branch 1910 にて、Microsoft Edge アプリケーションを作成する際に、[Unable to get certificate for Powershell] エラーにてアプリケーションが作成できない。

<原因>

Microsoft Endpoint Configuration Manager Current Branch 1910 で利用できるようになった、Microsoft Edge の展開機能ですが、日本語やスウェーデン語、ハンガリー語の OS で Configuration Manager コンソールを実行している場合に問題が発生します。

この問題は、Configuration Manager コンソールの保存されている場所にある scripts フォルダーがローカライズされており、scripts フォルダーが存在せず、エラーが発生します。

下記のスクリーン ショットのようなフォルダーのみが存在し、[scripts] フォルダーが存在しません。

<対処方法>

AdminConsole\bin 配下に、[scripts] フォルダーを作成し、[スクリプト] フォルダー配下の [Install-Edge.ps1] を [scripts] フォルダーにコピーします。

<公式情報>

本問題事象については、Microsoft Docs の [Configuration Manager のリリース ノート] に掲載されています。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/configmgr/core/servers/deploy/install/release-notes#application-management

<対処方法実行後>

無事、アプリケーションが作成できました。

<まとめ>

Microsoft Endpoint Configuration Manager Current Branch 1910 リリース当初から Microsoft Edge のアプリケーション展開機能は試していて、紹介したエラーが出ていたので、製品フィードバックも行っていました。今回、リリース ノートを確認したところ対処方法が掲載されていたので、皆さんにも紹介の意味で記事を書いてみました。この対処方法が少しでも役に立ったら幸いです。これで、快適な Chromium Base の Microsoft Edge ライフが送れますね!

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