誤訳修正までの道のり – Configuration Manager 編

皆さん、こんにちは。

今回は、Configuration Manager (Microsoft Endpoint Configuration Manager (MECM) (旧 SCCM)) の誤訳 (翻訳ミス) について取り上げたいと思います。

今回、この話題を取り上げているということは、結論からお伝えすると、Configuration Manager コンソールでの誤訳がリクエストすることによって修正されました。

誤訳が修正されるまでの流れを記載したいと思います。

まずは、誤訳の箇所ですが、Configuration Manager コンソールにて、アプリケーションを作成するウィザードがあるのですが、その、[展開の種類] を作成する際の画面中にあります。

具体的には、下記のスクリーン ショットのように、[展開の種類の作成ウィザード] 内にあります。

[インストール開始までの時間]

[アンインストール開始までの時間]

という部分です。ちなみに、ここに数字の時間を入力しても期待した動作をしません。

英語ではどうなっているかと言うと、下記のスクリーン ショットのようになっています。

[Installation start in]

[Uninstall start in]

上記のような表記となります。英語バージョンを見ると、日本語訳が正しくないことが分かります。

私はこの誤訳がいつからあったのか、気になり、SCCM 2012 R2 の環境を見て見ました。

(上記のスクリーン ショットは、Configuration Manager CB 2006)

その結果、下記のスクリーン ショットの結果になりました。

結果的には、2012 R2 の時も同じですね。Configuration Manager の [アプリケーション] は 2012 からなので、当初から誤訳があったことになります。。。(汗)

Microsoft Docs でも、同じことが書いてありました。

(こちらはまだ修正されていません)

私ももっと早く気づくべきでした。日常業務は英語環境の Configuration Manager コンソールを使っているので、なかなか気づけませんでしたという言い訳をしておきます。

< 誤訳修正リクエスト提出 >

誤訳に気づいて、直ぐに、誤訳修正リクエストを送りました。

具体的には、Microsoft MVP 向けの誤訳修正リクエスト送付先 (2020/10/14 頃にフィードバック) および、Configuration Manager コンソールからのリクエスト送付 (2020/10/20 頃にフィードバック) です。

Microsoft MVP 向けの誤訳修正リクエストについては詳細は書けませんが、Configuration Manager コンソールからのリクエスト送付については、記載したいと思います。

Configuration Manager コンソールからのリクエストは、Configuration Manager コンソールの右上のニコちゃんマークから行えます。

※ 上記スクリーン ショットは、Configuration Manager CB 2010 のフィードバック画面です。当時、私がフィードバックを送ったのは、CB 2006 の画面からです。

< 誤訳修正完了 >

そして、2020/12/01 に、マイクロソフトより正式に Configuration Manager CB 2010 がリリースされました!

リリース後、誤訳が修正されているか、確認したところ、下記スクリーン ショットのように無事修正されていました! (これはかなり嬉しい)

[インストール開始場所]

[アンインストール開始場所]

と修正されていました。期待通りの修正です。

安心しました。

<まとめ>

今回は、私がリクエストした誤訳修正のリクエストについて話題にしました。皆さんも日々、Configuration Manager コンソールを利用する中で不具合や誤訳を見つけた場合は、是非、Configuration Manager コンソールの右上のニコちゃんマークからフィードバックを送信してみてください。次期製品で修正されるかもしれません。皆さんの力で Configuration Manager を良い製品にしてきましょう。

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