Configuration Manager Current Branch 1902 を直ぐにダウンロードする方法

皆さん、こんにちは。

今回は、日本時間の本日 (2019/03/28) にリリースされた、Configuration Manager (SCCM) Current Branch (CB) 1902 について紹介したいと思います。

SCCM CB 1902 はリリースされましたが、現在は Fast Ring というリリース形態を取っており、PowerShell のコマンドを実行しないと SCCM CB 1902 はダウンロードできない状態です。SCCM CB のリリース当初はいつもこの Fast Ring の形で展開されます。Fast Ring で展開されてから数週間すると PowerShell コマンドを実行しなくても SCCM CB 1902 がダウンロード可能になります。

因みに、SCCM CB 1902 は Baseline (基準バージョン) となり、近日中に ISO ファイルの提供がされるはずです。

Configuration Manager Current Branch のバージョン 1902 の新機能 [Microsoft Docs]

Update 1902 for Configuration Manager current branch is now available [Configuration Manager Blog]

【SCCM CB 1902 をダウンロードする方法】

※ 2019/04/21 現在、下記の TechNet Gallery のスクリプトを実行しなくても、SCCM CB 1902 がダウンロードできる状態になっています。以下のステップの項番 7 以降からお試しください。

  1. TechNet Gallery に行き、[ConfigMgr 1902: Enable Early Update Ring] をダウンロードします。

  2. インターネットからダウンロードしてきたファイルには Zone ID が付与されているため実行前に解除します。ファイルの [プロパティ] を選択します。
  3. [ブロックの解除] を選択します。
  4. [EnableFastRing1902.exe] を実行し、[Unzip] を選択します。
  5. ファイルが解凍されたことを確認します。
  6. PowerShell を起動し、[EnableFastUpdateRing1902.ps1] を実行します。
    コマンド: .\EnableFastUpdateRing1902.ps1 <サイト サーバー名または CAS サーバー名>
  7. Configuration Manager コンソールを開き、[管理] – [概要] – [更新とサービス] を開きます。その後、上記のリボンから [更新プログラムの確認] を選択します。
  8. 数分待って、[最新状態に更新] を選択します。
  9. SCCM CB 1902 が表示されますので、SCCM CB 1902 を選択し、上記リボンから [ダウンロード] を選択します。
  10. 確認メッセージが表示されますので、[OK] を選択します。

【SCCM CB 1902 をインストールする方法】

  1. Configuration Manager コンソールを開き、[管理] – [概要] – [更新とサービス] を開きます。その後、Configuration Manager 1902 を選択し、上記のリボンから [前提条件チェックを実行] を選択します。
  2. 前提条件チェックに合格すると [状態] が [前提条件チェックに合格しました] となるので、上部のリボンから [更新プログラム パックのインストール] を選択します。
  3. Configuration Manager 更新ウィザードが起動しますので、[次へ] を選択します。
  4. [機能] タブはそのまま、[次へ] を選択します。
  5. [クライアント更新プログラムの設定] タブでは、そのまま [検証なしでアップグレードする] を選択します。
  6. [ライセンス条項およびプライバシーに関する声明に同意する] にチェックを入れ、[次へ] を選択します。
  7. 設定を確認し、[次へ] を選択します。
  8. 正常に終了すると下記の画面が表示されますので、[閉じる] を選択します。
  9. 更新プログラムのインストール状況は、[監視] – [概要] – [更新とサービスの状態] で確認することができます。上部のリボンから [ステータスの表示] を選択します。

今回は、SCCM CB 1902 のリリース情報と適用方法を紹介しました。早期検証などで SCCM CB 1902 を試す際には是非参考にしてみてください。