皆さん、こんにちは。
今回は、Microsoft Endpoint Configuration Manager (MECM, SCCM, Configuration Manager) Current Branch 2002 向けの更新プログラムについて取り上げたいと思います。
以前の記事で Microsoft Endpoint Configuration Manager Current Branch 2002 リリースについて取り上げました。その際に、Early update ring と呼ばれる、リングについて取り上げました。これは、Microsoft Endpoint Configuration Manager リリース当初にすべてのユーザーの Configuration Manager コンソール (管理コンソール) に新しいバージョンが表示されるのではなく、オプトインしたユーザーにだけ最初のうちはアップデートを表示するという仕組みになります。今回紹介する更新プログラムは、この Early update ring のときにアップグレードした環境向けの更新プログラムになります。
<更新プログラムの詳細>
KB4553501 (https://support.microsoft.com/help/4553501)
※ このアップデートは、2020 年 5 月 11 日以降に Microsoft Endpoint Configuration Manager Current Branch 2002 をダウンロードしたユーザーには適用されません。
修正された問題は上記のリンクからご覧ください。
また、この更新プログラムは、Microsoft Endpoint Configuration Manager にて Microsoft Edge アプリケーションの作成に失敗するという下記の問題の修正も含まれています。
[エラー メッセージ]
Failed to download artifact http://…/MicrosoftEdgeEnterpriseX64.msi for Microsoft Edge version xx.x
このエラーは Configuration Manager コンソールのインストール フォルダー配下の \bin\scripts\Install-Edge.ps1 ファイルのデジタル署名の期限が切れてしまったことにより起きていると思われます。
<更新プログラムのインストール>
対象環境の Configuration Manager コンソールには、下記のように KB4553501 が表示されています。特段理由がない場合は早期にアップデートすることをお勧めいたします。
<まとめ>
今回は、Early update ring 向けの更新プログラムを紹介しました。Microsoft Endpoint Configuration Manager では毎回、Early update ring 向けの更新プログラムがリリースされますので、Early update ring を選択した方は適用後に Early update ring 向けの更新プログラムがリリースされたか確認した方が良いと思います。できるだけこのブログでも更新プログラムがリリースされたら紹介していけたらと思っています。私の検証環境もアップデートしなければ。。。