皆さん、こんにちは。
先日掲載した Surface Laptop Studio 2 購入記事 が思いのほかページ ビューを稼いでおり、ビックリしております。
今回は、このビックウェーブに乗るべくw、また記事を書いてみようと思います。
今回は、Surface Laptop Studio 2 のグラフィック機能 (GPU : Graphics Processing Unit) を活用しようというトピックになります。
前の記事を読んでくださった方なら、Surface Laptop Studio 2 には、NVIDIA 製の GPU が搭載されていることをご存じかと思います。(一部モデルには、NVIDIA 製 GPU 非搭載)
しかしながら、この Surface Laptop Studio 2 は、Surface Laptop Studio の時から同じような構成ですが、NVIDIA 製 GPU だけでなく、Intel 製の Intel Iris Xe Graphics が搭載されています。下記の画面のような構成となります。
上記を見ていただければ分かるのですが、GPU 0 に Intel Iris Xe Graphics、GPU 1 に NVIDIA RTX 2000 Ada という二台の GPU が搭載されています。
ただ、上記の画面を見ていただいても分かるように、既定では GPU 0 が使われてしまいます。特に、画面描画する Desktop Window Manager もそうです。
そのため、例えば、Microsoft Edge にて、動画を見ていても、Intel Iris Xe Graphics の方が優先的に利用されます。個人的には、この仕様はもったいないかなと思います。せっかく、NVIDIA 製 GPU が搭載されていても、ほとんど使用されない状態になってしまいます。
そこで、これからご紹介する方法にて、NVIDIA 製 GPU を活用する方法をご紹介します。
<Surface Laptop Studio 2 にて、NVIDIA 製 GPU を活用する方法>
- Surface Laptop Studio 2 にて、[NVIDIA Control Panel] を起動します。
- 初回起動時には、使用許諾契約書が表示されますので、[同意/続行] を選択します。
- 下記の画面が表示されますので、[3D 設定] > [3D 設定の管理] から [優先グラフィックスプロセッサ] を [自動選択] から [高パフォーマンス NVIDIA プロセッサ] を選択して、[適用] を選択します。
- 上記の設定で、NVIDIA アプリケーション側の設定は完了です。
また、Windows の設定側でも設定が行えます。
- Windows の [設定] アプリから、[システム] > [ディスプレイ] > [グラフィック] に移動します。
- 今回は、Microsoft Edge のプログラムを実行する際は、NVIDIA 製 GPU を使う設定にするので、[アプリのカスタム オプション] から [参照] を選択します。
- パスを選択する画面が表示されますので、下記のパスを指定します。
C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe - 下記のように追加した Microsoft Edge が表示されるので、[オプション] を選択します。
- [グラフィックスの基本設定] にて、[高パフォーマンス] の方を選択し、[保存] を選択します。
- 保存を選択後、先ほどの画面に戻りますので、Windows OS を再起動させます。
<動作確認>
上記の設定後に、Microsoft Edge にて YouTube を再生してみます。
下記のように、しっかり、NVIDIA 製の GPU を使用していることが分かります。
<まとめ>
今回は、Surface Laptop Studio 2 の場合の方法を紹介しましたが、同様に GPU を複数搭載している Windows マシンの場合は同様の対応ができるかと思いますので、もし複数の GPU 搭載マシンで思うようにグラフィック パフォーマンスが出ない場合は上記の方法を試してみてください。