皆さん、こんにちは。
今回は、久しぶりに Microsoft Surface 関連の記事となります。
以前の記事で Surface Device のイメージ初期化方法について紹介しました。
今回の記事は、Surface Device の中でも企業向けにリリースされた Surface Pro 7+ 向けの Surface Bare Metal Recovery (BMR) にて、待望の Windows 11 バージョンがリリースされたのでそのお知らせ記事となります。
これにより、Surface Pro 7+ を初期化 (初期イメージに回復) する際、以前までは Windows 10 version 22H2 までのイメージ提供でしたが、Windows 11 version 23H2 も選択できるようになりました!
既存で Surface Pro 7+ を利用している組織で、今後、Windows Autopilot 等を用いて Surface Pro 7+ を再利用する際等にはとても嬉しいニュースかと思います。以前までは、Windows 10 version 22H2 までの BMR の提供でしたので、組織内で Windows 11 にアップグレードの作業が必要でしたが、Windows 11 version 23H2 の BMR が提供されたことで、USB メモリから提供された BMR を適用すれば、いきなり Windows 11 version 23H2 環境が手に入ることになります。
そのため、既存の Surface Pro 7+ を Windows 11 で Windows Autopilot する場合はとても良いのではないかと思います。
それでは、早速、見ていきましょう。
<Surface Pro 7+ 向け Surface Bare Metal Recovery (BMR) のダウンロード>
- 下記のサイトにアクセスします。
https://support.microsoft.com/ja-jp/surface-recovery-image - 下記のスクリーン ショットのところで、[サインイン] を選択します。
(2024/04/06 現在、BMR のダウンロードには、Microsoft アカウント (MSA) もしくは Microsoft Entra ID でのサインインが必要となります。)
- サインインすると、下記の画面が表示されますので、[Product] にて適切なプロダクトを選択し、手元にあるデバイスのシリアル番号を [シリアル番号] 欄に入力し、[続ける] を選択します。
- 手元にある Surface Pro 7+ のシリアル番号を入力すると、下記のように Windows 11 Pro Version 23H2 の回復イメージ (BMR) が表示され、ダウンロード出来る状況になります。
- ダウンロード サイズは約 10 GB でした。
実際の BMR イメージの作成方法は以前の記事を参照ください。
<Surface Pro 7+ 上での Surface Bare Metal Recovery (BMR) の実行>
- 作成した USB メモリを Surface 本体に接続します。Surface Pro 7+ は USB-A ポートが搭載されているため、直接 USB メモリを挿入出来るかと思います。
- Surface の電源を切り、音量の “–” ボタン (ボリュームを下げるボタン) を選択したまま、電源ボタンを押します。
(この際、電源ボタンは押して直ぐに離して良いですが、音量の “–” ボタン (ボリュームを下げるボタン) は次の画面が表示されるまで、押しっぱなしにします。) - 下記の画面が表示されますので、必要に応じて言語を選択します。今回は、[日本語 (日本)] を選択します。
- キーボード レイアウトの選択にて、[Microsoft IME] を選択します。
- オプションの選択にて、[ドライブから回復する] を選択します。
- 既存の Surface Pro 7+ のドライブ (SSD) が BitLocker で暗号化されている場合、下記の画面が表示されますが、BMR イメージで上書きするので、[このドライブをスキップする] を選択します。
- [ファイルの削除のみ行う] オプションか [ドライブを完全にクリーンアップする] オプションかを選択します。今回は、[ドライブを完全にクリーンアップする] を選択します。
- 最後に確認画面が表示されますので、確認し、[回復] を選択します。
- その後、回復が始まります。
- 回復が終わると、下記の Windows セットアップの画面が表示されます。
項番 8 の [回復] を選択後、約 23 分程度 ([ドライブを完全にクリーンアップする] を選択した場合) で下記の画面が表示されました。
- ちなみに、今回の BMR は Build 22631.3007 でした。