皆さん、おはようございます。
今回は、Windows 11 のネタを取り上げたいと思います。
巷では話題になっている、Windows 11 Home でローカル アカウントが作成出来ない問題について、ネットで見つけた方法で回避する方法が紹介されていましたので、検証してみました。あくまで、今日 (2022/04/10) 時点での方法なので、今後仕様が変わって出来なくなる可能性もありますので、ご了承ください。
<環境>
Windows 11 version 21H2 Home
<ローカル アカウントを作成する方法>
- まずは、対象のマシンからネットワーク (有線、無線を問わず) を切断します。
- Out of Box Experience (OOBE) の画面で Shift + F10 でコマンド プロンプトを起動します。
- コマンド プロンプトで下記のコマンドを入力します。
cd oobe
BypassNRO.cmd
- コマンド実行後、自動的に OS が再起動されます。
- その後、再度 Out of Box Experience (OOBE) を進めます。
[日本] を選択し、[はい] を選択します。
- キーボード レイアウトは、[Microsoft IME] で [はい] を選択します。
- 2 つ目のキーボード レイアウトは追加しないので、[スキップ] を選択します。
- [ネットワークに接続しましょう] が表示されます。通常の Windows 11 Home ではネットワークに接続しないと次に進みませんが、BypassNRO.cmd を実行していると、[インターネットに接続していません] が表示されます。ここが大きな違いです。
[インターネットに接続していません] を選択します。
- 次に、[制限された設定で続行] を選択します。
- ここで、ローカル アカウントの作成画面が表示されます。
ローカル アカウントの名前を入力し、[次へ] を選択します。
- 必要に応じて、パスワードを設定します。
ここでは、設定せず、[次へ] を選択します。
- プライバシーの設定を必要に応じて設定します。
また、その後の設定も行います。
- 下記のようにローカル アカウントが作成されました。
<まとめ>
今回は、Windows 11 Home にて、ローカル アカウントを作成する方法を紹介しました。
この方法は、あくまで自己責任で実施ください。今後変更になる可能性もあります。
基本的に、Windows 11 Home では、Microsoft アカウント (MSA) でのセットアップになります。ただ、Microsoft アカウントでセットアップする際は、C:\Users の配下に作成されるフォルダー名 (alias) が勝手に作成されます。ユーザーによっては中途半端な名前が設定されるため、ローカル アカウントを作成して、後で Microsoft アカウントを設定する方法が良いと思っています。Microsoft アカウントを強制するなら、せめて、フォルダー名 (alias) は設定出来るように Out of Box Experience (OOBE) で設定画面を用意してほしいです。