Microsoft Configuration Manager のリリース頻度が年次へと変更

皆さん、おはようございます。

今回は、本日 (2025/11/06) (米国時間 2025/11/05) に発表があった、Microsoft Configuration Manager (Configuration Manager) に関する大きな発表について取り上げたいと思います。

端的にお伝えすると、来年リリース予定のバージョン 2609 から、Microsoft Configuration Manager (Configuration Manager) のリリース頻度が今までの年 2 回から、年 1 回に変更となります。いわゆる、年次リリース頻度への移行となります。

Configuration Manager はセキュリティ、安定性、長期的なサポートに改めて重点を置き、オンプレミス デバイスのサポートを継続提供するということのようです。

本発表は、下記の Configuration Manager の製品チームのブログにて発表されました。

Announcing the Annual Release Cadence for Microsoft Configuration Manager

なぜ、年次リリース頻度に移行するのか、上記ブログの発表内容で触れられています。

背景として、エンドポイント デバイス管理の業界がクラウド ネイティブ管理に移行する中で、長期的な計画と運用の安定性をより適切にサポートするため、年次リリース頻度へ調整したとのことです。そのため、新機能よりも信頼性が優先されることになります。

デバイス管理の未来は、Microsoft Intune との記載もありました。長期的なエンドポイント デバイス管理を検討する際は、Microsoft Intune への移行も検討してみてください。

今後の Microsoft Configuration Manager (Configuration Manager) のリリースは下記が予定されています。


2509 (2025 年 12 月): ARM64 のサポートを含む、安定性と品質の更新

2603 (2026 年 3 月): Microsoft Secure Future Initiative に準拠したセキュリティの強化

2609 (2026 年 9 月): 新しいライフサイクル (年次リリース) での初めてのリリース

2709 (2027 年 9 月): 将来を見据えたリリース (詳細未定)


サポート ライフサイクルについて

サポート ライフサイクルについては、今まで通りと同じく、リリース日から 18 か月間のサポートが受けられます。

サポート中のバージョンについてのライフサイクルは下記のページで確認できます。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/intune/configmgr/core/servers/manage/updates#supported-versions

<まとめ>

2023 年 4 月に、Microsoft Configuration Manager (Configuration Manager) のリリース頻度が年 3 回から年 2 回に変更されました。今回は、その年 2 回リリースが年 1 回リリースへと変更となった形です。

個人的には、Microsoft Configuration Manager (Configuration Manager) がリリースされるたびにどんな新機能が搭載されるのかワクワクしながら待っていたので、リリース頻度が変更され、新機能よりも安定性がフォーカスされることは残念なことですが、今の情勢を考えたりすると妥当なのかなと思ったりもします。

今後もこのブログにて、Microsoft Configuration Manager (Configuration Manager) の話題も取り扱う予定なので、ご安心ください。

Microsoft Configuration Manager (Configuration Manager) はよりセキュリティを含んだ安定性へシフトされる予定です。また、発表内容でも触れられていましたが、エンドポイント デバイス管理はクラウド ネイティブへと移行しつつあります。

もちろん、オンプレミス デバイスの管理のために、Microsoft Configuration Manager (Configuration Manager) は引き続きリリースされ、サポートされます。しかしながら、共同管理等を用いて、一部の管理を Microsoft Intune に向ける等、Microsoft Intune への移行も検討してみてはいかがでしょうか。また、長期的にエンドポイント デバイスの管理を検討される際は、是非、最初から Microsoft Intune での管理を検討をしてみてください。

ConfigMgr (Microsoft Configuration Manager (Configuration Manager)) はまだ死んでいなくて安心しました (笑) #ConfigMgrIsNotDead