皆さん、おはようございます。
今回は、Configuration Manager (Microsoft Endpoint Configuration Manager (MECM) (旧 SCCM)) の新機能について紹介したいと思います。
今回、紹介する新機能は私がフィードバックして搭載された機能になります (汗)
<新機能概要>
今回搭載された新機能は、OS 展開 (OSD : Operating System Deployment) に関するものとなります。具体的には、GUI にて、キーボード レイアウトを設定できる機能です。
今まで、Configuration Manager を使った OS 展開の場合、別途対処を行わないと、日本語キーボードの環境に OS 展開しても、日本語キーボードの 106/109 キーボードには設定されず、101/102 キーボード (英語キー配列) になっていました。
以前に、このブログでも紹介しましたが、レジストリで対応する方法が一般的な方法でした。
しかし、この回避策を毎回適用するのは大変なので、Configuration Manager の機能で搭載してほしいとリクエストして、GUI で設定できるようにしていただきました。
下記のスクリーン ショットにあるように、オペレーティング システム イメージの適用] のステップに、[レイヤー ドライバーを選択する] という項目が Configuration Manager CB 2107 から搭載されました。これにより、別途、レジストリで設定しなくても、日本語キーボード配列になって OS 展開が行えます。
このレイヤー ドライバーの設定は、日本語キーボードと韓国語キーボードの場合に設定ができます。他の言語のキーボードは別途設定する必要がないのでしょうかね。(すみません、他の国の需要は分かりません)
<フィードバックの流れ>
まず、UserVoice のサイトにて、アイディアを共有しました。(2020/03/02)
Add LayeredDriver (keyboard driver) settings in OSD
その後、このブログにても、投票いただけるようにお願いしておりました。
そして、Configuration Manager Technical Preview 2104 にて、初めて機能が実装されました。
その後、一部改善を経て、めでたく Configuration Manager CB 2107 に正式に機能が搭載されました!
<謝辞>
Dear Microsoft Configuration Manager Product Team
今回、新機能搭載にあたり、Microsoft の開発チームなどの関係者の尽力により、新機能として搭載していただきました。実際に製品として、搭載され、とても嬉しく思います。この度はとてもありがとうございました!
Thank you very much for implementing the “layered keyboard driver during OS deployment” setting in the Configuration Manager product.
I am very appreciate your team (David James team) efforts.
<まとめ>
今回、私がフィードバックした機能がめでたく、製品 (CB) に搭載されました。とても嬉しく思います。また、Configuration Manager を用いた OS 展開で日本語キーボードに展開しているすべての管理者の方に向けた機能でもあります。是非、Configuration Manager CB 2107 にアップグレードした際は、本機能を利用してみてください。
また、最後になりますが、皆さんも Configuration Manager にこんな機能があったら良いなと思ったら、UserVoice のサイト にて、アイディアを共有してみてください!