皆さん、こんにちは。
今回は、SCCM ネタではなく、Microsoft Desktop Optimization Pack (MDOP) に含まれる Microsoft Diagnostics and Recovery Toolset (DaRT) というツールについて紹介したいと思います。
この Microsoft Diagnostics and Recovery Toolset (DaRT) というツールはコンピューターが起動しなくなった際などのトラブル時に復旧や修復を行う上で役立つツールになります。Windows PE (WinPE) で立ち上がり、エクスプローラーや SFC スキャンなどを利用することができます。では、早速利用できる機能一覧を紹介していきたいと思います。
【DaRT で利用できるツール一覧】
- レジストリ エディター
- パスワード管理
- クラッシュ アナライザー
- ファイルの復元
- ディスク コマンダー
- ディスクのワイプ
- コンピューターの管理
- エクスプローラー
- ソリューション ウィザード
- TCP/IP の構成
- 修正プログラムのアンインストール
- SFC スキャン
- 検索
- リモート接続
【DaRT の入手方法、ライセンス】
Microsoft Diagnostics and Recovery Toolset (DaRT) は、Microsoft Desktop Optimization Pack (MDOP) に含まれる一つの製品です。そのため、MDOP の ISO ファイルおよびライセンスを取得いただければ利用可能です。
MDOP はソフトウェア アシュアランス (SA) を契約していて、追加コストを払えば利用できるサブスクリプション ライセンスの一つです。
Windows 10 Enterprise E3/E5 または Windows 10 Education E3/E5 を契約しているユーザーは、追加コストを支払わなくても利用できる権利があります。
※ 製品条項 (2019 年 4 月 1 日 バージョン) より
【まとめ】
今回は DaRT の機能一覧について紹介しました。使い方については次回以降に改めて紹介できればと思います。マイクロソフト純正のツールでコンピューターがトラブルになった時に利用できるツール群があるのはうれしいですね。