皆さん、こんにちは。
今回も OS 展開ネタを紹介したいと思います。今回は、タスク シーケンス展開中の文字化けについて紹介します。SCCM を日本語環境で構築した場合に発生します。下記の対処方法を実施すれば、日本語環境でもタスク シーケンス内で日本語が扱えます。
タスク シーケンスの文字化けとしてよくあるのは、タスク シーケンス開始時にタスク シーケンスを選択する画面での文字化けです。下記のような豆腐文字になってしまいます。
【対処方法】
ブート イメージに日本語フォントを追加します。追加するとタスク シーケンス内で日本語が利用可能になります。
- Configuration Manager コンソールを開き、[ソフトウェア ライブラリ] – [概要] – [オペレーティング システム] – [ブート イメージ] を開きます。
- タスク シーケンスで使用しているブート イメージを選択し、右クリックで [プロパティ] を選択します。(今回は既定のブート イメージを使用します。)
- ブート イメージのプロパティが開きますので、[オプション コンポーネント] のタブを選択します。その後、[コンポーネント] の右側にある追加ボタンを選択します。
- [オプション コンポーネントの選択] 画面が表示されますので、[フォント (WinPE-FontSupport-JA-JP)] にチェックを入れ、[OK] を選択します。
- [コンポーネント] に、フォントが追加されたことを確認し、[OK] を選択します。
- [OK] を選択後、変更が加えられたため、下記の警告画面が表示されます。新しいブート イメージを配布ポイントに配る必要があるので、[はい] を選択します。
- [全般] では、[次へ] を選択します。
- [概要] に、フォント (WinPE-FontSupport-JA-JP) が追加されていることを確認し、[次へ] を選択します。
- 正常に操作が完了すると下記の画面が表示されますので、[閉じる] を選択します。
以上で完了です。
再度、タスク シーケンスを実行してみましょう。(起動可能なメディアを使ってタスク シーケンスを展開している場合は起動可能なメディアの再作成が必要になります。PXE ブートの場合は、配布ポイントのイメージが上記の作業で更新されるので、追加アクションは不要です。)
下記画面のように、タスク シーケンス内で日本語が正しく表示されていることが分かります。タスク シーケンスの進捗画面も日本語が表示されています。
今回は OS 展開のタスク シーケンスについて紹介しました。これで、皆さんの OS 展開ライフが捗りますように!