皆さん、こんにちは。
今回は、先週にアナウンスがされた、次期リリースの Windows Server での Windows 展開サービス (WDS: Windows Deployment Services) の非推奨のアナウンスについて取り上げたいと思います。
私はこのニュースを週末の休暇中に知りました。最近の Windows 展開サービスの状況を考えれば想像が付くかと思いますが、私にとってはこのアナウンスは衝撃的でした。というのも、OS 展開が趣味の OSD (Operating System Deployment) guy にとってはとても悲しいニュースだからです。
本アナウンスは、下記の KB 記事で紹介されています。
Windows 展開サービス (WDS) の次の Windows Server リリースでの非推奨 | Microsoft Support
また、Microsoft 365 管理センター上のメッセージ センターにも MC1478819 として掲載されています。
Windows Deployment Services (WDS) deprecation in the next Windows Server release (閲覧には、Microsoft 365 管理センターへのアクセス アカウントが必要)
https://admin.cloud.microsoft/?ref=MessageCenter/:/messages/MC1478819
<アナウンスの概要 (要約)>
今回のアナウンスでは、次期 Windows Server のリリース (Windows Server 2025 の次のバージョンより) から Windows 展開サービス (WDS: Windows Deployment Services) が非推奨となるというものです。これには、Windows 展開サービスの大きな機能である、PXE (Preboot Execution Environment) ブート機能も含まれます。
<何をするべきか>
企業や組織内で Windows 展開サービスを利用している場合、まずは何に Windows 展開サービスを使用しているのかのインベントリを行ってください。
具体的にどのサーバーで Windows 展開サービスを使用しているのか、どの程度重要なワークロードなのか等について調査してください。
Microsoft Configuration Manager (MCM) で OS 展開を行っている際も、PXE ブートに Windows 展開サービスを使用している場合も今後のリリースで影響を受けます。
Microsoft Configuration Manager (MCM) で OS 展開をしている場合、Microsoft Configuration Manager (MCM) の配布ポイントの機能である、PXE レスポンダーを構成することを検討してみてください。
実際に運用環境で PXE レスポンダーを有効化する場合は事前に検証を実施した上で Windows 展開サービスとの際を比較した上で実施ください。
配布ポイントのプロパティ内の [PXE] タブ内の [Windows 展開サービスなしで PXE レスポンダーを有効にする] にチェックを入れる
<個人的感想>
このアナウンスを受けて思うに、OS 展開を取り巻く世界が変わりつつあるのかなと思います。というのも、以前のようなワイプ & ロード方式 (購入した PC のデータを削除して、自社や自組織のイメージをインストールする (ロードする)) の形での OS 展開の仕組みは徐々に肩身が狭くなっているのかな~と思います。
最近では、ワイプ & ロード方式ではなく、Windows Autopilot のようなプロビジョニングという考え方で、OS イメージ全体を自社や自組織で管理しない手法に移りつつあります。
ただ、企業や組織によっては、引き続き、ワイプ & ロードのイメージ展開を必要とするところもあると思いますので、その場合は、Microsoft Configuration Manager という選択肢があります。
ただし、以前のように、MDT (Microsoft Deployment Toolkit) と Windows 展開サービスを用いた比較的ライトな形は、MDT (Microsoft Deployment Toolkit) が提供終了となった今では行えません。MDT (Microsoft Deployment Toolkit) の提供が終了し、Windows 展開サービスも非推奨に向かっていく中で OS 展開の未来はあるのでしょうかね。。。
以前から個人的に興味のあった、OEM (Original Equipment Manufacturer) メーカーはどのようにして、PC 出荷時にイメージ展開しているのか気になるところではあります。
今後、機会があれば、Windows 展開サービスの非推奨化の話はまた取り上げたいと思っています。実は、WSUS (Windows Server Update Services) の非推奨の話も取り上げたいと思いつつ今日まで来てしまったのでこの記事も今後掲載出来ればと思います。
