Windows 365 Link の実機に触れてきた

皆さん、こんにちは。

先日の Microsoft Ignite 2024 で発表のあったWindows 365 Link に先行で触れる機会を特別にいただきましたので、Windows 365 Link のファースト インプレッションをお届けできればと思います。

今回は、日本マイクロソフト様にご協力いただき、本記事をお届けいたします。

まずは、Windows 365 Link のおさらいから。下記の動画をご覧いただければと思います。

Introducing Windows 365 Link – the simple, secure, purpose-built device for Windows 365

Windows 365 Link は、Windows 365 に接続する専用のデバイスになります。小型のデバイスとなり、Windows 365 Link を使用することにより、Windows 365 にシームレスに接続できるデバイスとなります。

具体的な情報は Microsoft Learn に記載があります。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-365/link/overview

スペックの情報は下記サイトに記載がありますのでご覧ください。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-365/link/whats-in-the-box

もう少し詳しく説明している動画もありますのでもし良ければご覧ください。

Introducing Windows 365 Link

ここからは、せっかく実機に触れてきたので、日本マイクロソフト様にて実機を見てきた時の写真と動画と供にお伝えしますね。

<Windows 365 Link の実機外観紹介>

※ 免責事項 : 今回紹介する、Windows 365 Link の実機はあくまでプレビュー時点のものとなり、正式リリース時には変更される可能性もありますので、ご承知おきください。

まずは、使用時のイメージとなります。中央にある、Windows ロゴの入っているデバイスが Windows 365 Link になります。

本体の正面 (フロント パネル) は下記のようになります。

正面は、左側から、3.5 mm オーディオ ジャック、USB-A、電源ボタン (電源ボタンの左横に電源ランプ) という配置です。

サイド パネルは、ケンジントン ロック (Kensington locks) がついています。

そのため、設置場所に常設する際に、盗難防止対策が可能です。

背面 (バック パネル) は、左側から、USB-C、二つの USB-A、DisplayPort、HDMI、LAN 端子 (イーサネット)、電源接続用ポートとなります。

画面出力は、DisplayPort、HDMI の二つ以外にも、USB-C でも画面出力ができるようです。

最後に、もう片方のサイド パネル。こちらは特に端子類は無いです。

非常に小さいデバイスとなりますので、実際の重量が気になるところなので、実測してみました。結果は、423g でした。

ちなみに、比較のために持参した、Windows Dev Kit 2023 は、798g でした。
Windows 365 Link は、Windows Dev Kit 2023 の半分くらいの重量でした。

サイズとしての大きさという意味では、下記のような写真を撮ってみました。

左側が、Windows Dev Kit 2023、右側が、Windows 365 Link

隣に置いてみると、Windows 365 Link が小さいデバイスと分かりますね。

Surface アーク マウスとの比較

Windows 365 Link は、縦横ともに、120 mm なので、ちょうど、Surface アーク マウスくらいの長さになります。

最後に、iPhone 13 Pro Max との比較
iPhone 13 Pro Max の方が少しだけ大きいですね。

電源アダプターは、下記のようなサイズ感です。

最後に、梱包されていた箱。

法人向けということもあり、シンプルなデザインとなっています。こちらは、法人向け Surface の梱包箱と似ていますね。

<Windows 365 Link スクリーン ショット>

いくつか、Windows 365 Link が動作しているところのスクリーン ショットをお届けします。

セットアップ済みの Windows 365 Link を起動すると、Windows 365 へのサインイン画面が表示されます。

FIDO2 セキュリティ キー (例えば、YubiKey) を使用したサインインもサポートされています。

Windows 365 Link 上の [クイック設定] 画面は下記のような表示となります。

通常の Windows 11 等での右下に表示される、日付と時刻の項目は時刻のみ表示されていました。

<Windows 365 Link を用いた Windows 365 へのサインイン (動画)>

Windows 365 Link のサインイン画面から、Windows 365 へのサインインまでを動画でご覧いただけます。

<感想>

今回は、日本マイクロソフト様のオフィスにて、Windows 365 Link の実機を見せていただきました。今回はプレビュー中ということもあり制約があったため、自分の契約している Windows 365 環境への接続ではなく、ご用意いただいた環境下での利用でした。そのため、今後、機会があれば、実際に自身の Windows 365 環境に繋いでトライをしてみたいところです。

実際にトライできれば、自宅検証環境にある法人向け Wi-Fi 7 環境 (Windows 365 Link は Wi-Fi 6E 対応) を用いて、RADIUS 認証が必要な Wi-Fi への対応可否や、Bluetooth 機器等への接続性確認等のデバイス固有の点もレビューできるかと思います。

Windows 365 Link の動作しているところを見た感想は、電源オフ時からの起動が早く、快適に動作している印象がありました。Windows 365 上でテストで動画再生しても違和感は感じられなかったです。(この辺は、もう少し長時間使ってみないと何とも言えないかもしれません。)

また、Windows 365 Link 側の UI (User Interface) もシンプル (あえてできることを絞っている) で使い易い、好印象を受けました。

細かい点では、今回見てきたときは、英語表示でしたが、リリース時には日本語表示にも対応するかと思います。日本語表示への対応や日本語キーボード配列 (106/109 キー) への対応等、日本地域での展開の際にケアしてほしいところがケアされるのかは非常に気になるところです。キーボード配列については、日本語や韓国語は特殊なキー配列があるため考慮してほしいところです

また、Windows 365 において既に利用できる GPU 付きの SKU (モデル) や、今回の Microsoft Ignite 2024 で発表された Windows 365 Frontline shared mode と Windows 365 Link の親和性等も気になるところですね。このあたりは、実際に Windows 365 Link がトライできるようになったら是非検証してみたい内容となります。

日々、Windows 365 を利用しているユーザーの一人として、Windows 365 Link のリリースが待ち遠しいです。今から、楽しみでワクワクしています!

<さいごに>

今回、この記事にリリースにあたり、日本マイクロソフト様の関係者みなさまには多大なご協力をいただきましたことをこの場をお借りして、お礼申し上げたいと思います。ありがとうございました!

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