皆さん、おはようございます。
今回は、Microsoft Configuration Manager (MECM, SCCM, Configuration Manager, Microsoft Endpoint Configuration Manager) のメンテナンスについてお伝えしたいと思います。
今回、お届けするのは、Configuration Manager データベースのインデックスの再構築についてです。長期間、Configuration Manager を運用していると、データベースのインデックスにフラグメント (断片化) が発生して、パフォーマンスが悪くなります。そのため、定期的にデータベースのインデックスを再構築してあげる必要があります。
ただ、既定では、インデックスの再構築のタスクは無効化されています。なので、必要に応じてそのタスクを有効化してあげる必要があります。
今回、お伝えするメンテナンス タスクは、[インデックスの再構築] というタスクです。
公式ドキュメントにおいての記載は下記になります。
それでは、メンテナンス タスクの有効化方法について、見ていきましょう。
<メンテナンス タスク : インデックスの再構築 有効化手順>
- Configuration Manager コンソールを開き、[管理] > [概要] > [サイトの構成] > [サイト] を開きます。
- プライマリ サイトまたは中央管理サイトを選択し、[サイトのメンテナンス] を選択します。
- [サイトのメンテナンス] ウィンドウが開きますので、[インデックスの再構築] を選択し、[編集] を選択します。
- [インデックスの再構築のプロパティ] が開きますので、[このタスクを有効にする] にチェックを入れ、任意のスケジュールを設定します。
<まとめ>
今回は、Configuration Manager のデータベースのインデックスの再構築をスケジュール化する方法をお伝えしました。Configuration Manager を運用する観点では、様々なメンテナンスを実行する必要があります。(例えば、ソフトウェア更新ポイント (SUP) の WSUS メンテナンスなど)
今回は一例で紹介しましたが、他にも考慮するべきところがあるので、今後まとめていければと思っています。
2022/11/20 追記
[インデックスの再構築] のメンテナンス タスクは、smsdbmon.log に記録されます。
開始
Task Rebuild Indexes is due now. SMS_DATABASE_NOTIFICATION_MONITOR 2022/11/19 0:30:48 2116 (0x0844)
Executing Rebuild Indexes SMS_DATABASE_NOTIFICATION_MONITOR 2022/11/19 0:30:48 31400 (0x7AA8)
途中
終了
Reindexing completed SMS_DATABASE_NOTIFICATION_MONITOR 2022/11/19 0:39:59 31400 (0x7AA8)
CTriggerManager::ExecuteTask – task Rebuild Indexes done. SMS_DATABASE_NOTIFICATION_MONITOR 2022/11/19 0:39:59 31400 (0x7AA8)
Completed Rebuild Indexes SMS_DATABASE_NOTIFICATION_MONITOR 2022/11/19 0:39:59 31400 (0x7AA8)