Windows 10 Enterprise E3/E5 のライセンス認証の仕方

皆さん、こんにちは。

今回は、先日契約した Microsoft 365 に付属している Windows 10 Enterprise E3/E5 のライセンス認証の仕方について紹介したいと思います。

公式ドキュメントは下記になります。

Windows 10 Enterprise E3/E5 を契約しても、プロダクトキーが提供されるわけではありません。コンピューターを Azure Active Directory に参加させて、Windows 10 Enterprise E3/E5 を契約したアカウントでサインインする必要があります。

今回の手順では、Windows 10 バージョン 1809 を利用します。

【Windows 10 Pro ISO 準備】

まず、Windows 10 Pro の環境を構築します。
Windows 10 Pro の ISO を用意するため、Media Creation Tool をダウンロードします。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
Media Creation Tool を実行します。
ライセンス条項に同意します。
[別の PC のインストールメディアを作成する] を選択し、[次へ] を選択します。
[言語、アーキテクチャ、エディションの選択] にて、必要なオプションが設定されていることを確認して、[次へ] を選択します。
今回は ISO ファイルを作成しますので、[ISO ファイル] を選択します。USB メモリに作成する場合は [USB フラッシュドライブ] を選択します。
保存先を設定します。
ダウンロードが開始されます。
ダウンロードが完了すると下記の画面が表示されます。

【Windows 10 Pro 環境構築】

上記の手順で作成した Windows 10 Pro の ISO ファイルを使用して Windows 10 Pro 環境を構築します。

Windows 10 のインストールメディアから起動して [次へ] を選択します。
[Windows のライセンス認証] にて [プロダクトキーがありません] を選択します。
[インストールするオペレーティングシステムを選んでください] にて [Windows 10 Pro] を選択します。
後は画面に沿って Windows 10 をインストールします。

【Azure Active Directory への参加】

Windows 10 セットアップ中に下記の画面にて [組織用に設定] を選択します。
Azure Active Directory のアカウントのメールアドレスを入力します。
パスワードを入力します。
その後の設定を進め、Azure Active Directory アカウントでログオンすると Windows 10 Pro でセットアップしたマシンが Windows 10 Enterprise で認証されていることが確認できます。

【既存の環境を Azure Active Directory に参加させる方法】

既存のローカルアカウントや Microsoft アカウント (MSA) で利用している環境を Azure Active Directory に参加させる方法を記載します。

まず、Windows 10 Pro のライセンス認証されていないコンピューターを用意します。
(既にライセンス認証されているコンピューターでも大丈夫です。)

Windows 10 の設定アプリを開きます。[アカウント] > [職場または学校にアクセスする] を選択します。[接続] の左側にある [+] を選択します。
[このデバイスを Azure Active Directory に参加させる] を選択します。
Azure Active Directory のアカウントを入力します。
パスワードを入力します。
[これがあなたの組織のネットワークであることを確認してください] にて参加する Azure Active Directory のテナントか確認し、[参加する] を選択します。
完了すると下記の画面が表示されます。
ローカルアカウントからサインアウトします。
サインイン画面にて、[他のユーザー] を選択し、Windows 10 Enterprise E3/E5 ライセンスが付与されているアカウントでサインインします。
サインイン後、ライセンス認証画面を開くと、ライセンス認証がされていることが確認できます。

今回は、Windows 10 Enterprise E3/E5 のライセンス認証の方法について紹介しました。

Active Directory ドメインに参加している PC はハイブリッド Azure Active Directory 参加すれば、同様に Windows 10 Enterprise E3/E5 のライセンス認証が行えます。

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