ラージ エンタープライズの運用について考える 第二回目

皆さん、おはようございます。

今回は、以前投稿したラージ エンタープライズの運用について考えるの第二回目となります。今後も定期的に、この、ラージ エンタープライズの運用について考えるシリーズを続けていければと思います。

<カスタマー ファースト>
社内システムを担当している者が直面する、カスタマー ファーストについて取り上げます。一般的にも、カスタマー ファーストという言葉は浸透していますよね。社内 IT の場合、カスタマーは自社の社員になります。ただ、このカスタマー ファーストという言葉が一人歩きしている場合があると思うので、この話題を取り上げました。

具体的には、社内の社員から社内 IT チームへの依頼や問い合わせを忠実に言われた通り実現するのは、真のカスタマー ファーストでは無いと、個人的には思っています。なぜなら、通常は社内の社員は IT の専門家でも無いので、要望や要求が IT 観点で正しいとは限りません。そのため、そのまま受けて対応してしまうと危険なケースがあります。例えば、あるシステムを効率化したいため、マクロを実装したいので、支援して欲しいという依頼があった際に、そのままマクロを作ることをしてしまった場合、その時は良いかもしれませんが、長期的な視点では、マクロのメンテナンス性などを考えると考え物だったりします。社内 IT は IT の専門家として、時にはエンド ユーザーからの依頼や要望を断ることも必要だと思います。ただ、単に断るのでは無く、IT の専門家として、このような方法の方が良いですよと、提案していくことが重要だと思い、それが真のカスタマー ファーストではないかと個人的には思います。

もちろん、人それぞれ意見は異なるので、押しつけるつもりはありませんが、このような考え方もあるということを認識していただければと思います。