[Review] Surface Pro 10 for Business と Copilot キー

皆さん、こんにちは。

今回は、以前の記事に引き続き、 Surface Pro 10 for Business (法人向け Surface Pro 10) のレビュー記事となります。

今回のレビュー記事は、Copilot キーにフォーカスした内容となります。

Surface Pro 10 for Business 向けの新しい Surface Pro キーボードには、Copilot キーが右下の [Alt] キーと [<] キーの間に存在します。その Copilot キーについて取り上げます。

<Copilot キーとは>

まず、そもそも Copilot キーについて紹介しますね。

Copilot キー (物理) については、今年の 1 月 (2024 年 1 月) に、Windows Blogs にて Introducing a new Copilot key to kick off the year of AI-powered Windows PCs として発表されました。

(日本語の抄訳: AI で強化された Windows PC の今年の幕開けとして新たに Copilot キーを導入)

Introducing a new Copilot key for Windows 11 PCs

上記の記事を読むと、今後、Windows 11 PC に Copilot キー (物理) を導入していくことが発表されています。

そして、ついに Surface Pro 10 for Business にて、Copilot キー (物理) が搭載されました。正確には、新しい Surface Pro キーボードにですが。

<Surface Pro 10 for Business における Copilot キーの動作をみていきましょう>

まず、新しい Surface Pro キーボードにてどこに Copilot キーがあるかです。

下記のように、[Alt] キーと [<] の間に Copilot キーがあります。

では、早速、この Copilot キーを押してみましょう。

下記のように、Copilot が起動しました。

(このマシンは、Microsoft Entra Join でかつ、このアカウントには Microsoft Copilot for Microsoft 365 のライセンスを付与しているため、右上に [職場] が表示されています。)

ただし、新しい Surface Pro キーボードの場合、Copilot キーを押下しても、Copilot が起動しないことがありました。それは、Fn キーとの組み合わせです。
具体的には、Copilot キーを押下した時に、Fn キーはオフ (ライトが消えている状態) で無いと Copilot キーを押下しても Copilot は動作しません。

そのため、Copilot を利用したい場合は、まず Fn キーのランプが消灯していることを確認した上で、Copilot キーを押下してください。

なぜ、このような仕様になっているかというと、新しい Copilot キーの場所に以前あった、アプリケーション キーも使えるようにしているからです。というのは、Fn キーがオン (ライトが点灯している状態) で Copilot キーを押下すると、以前のアプリケーション キーの動作をします。

一つのキーで二つの機能を動作するように設計されているため、Fn キーでオン/オフを切り換える必要があるようです。

(急いでいる時とかは、Fn キーのオン/オフの状態の確認を忘れそうです。。。)

<リモート デスクトップ接続時の Copilot キーの動作>

では、様々なケースの Copilot キーの動作をみていきましょう。

もし、Surface Pro 10 for Business にて、リモート デスクトップ接続 (mstsc.exe) をして、リモートのマシンに接続した際に、Copilot キーは動作するかの疑問です。

実際に試してみました。結果は、リモート先のマシンが Copilot に対応している Windows であれば、Copilot は起動しました。


検証環境


<リモート デスクトップ接続元>

Surface Pro 10 for Business

OS Build: 10.0.22631.3447

<リモート デスクトップ接続先>

OS Build: 10.0.22631.3447


リモート デスクトップ接続の場合も Copilot キーが動作して安心しました。

<Windows 365 接続時の Copilot キーの動作>

リモート デスクトップ接続で Copilot キーが利用出来るので問題無いかと思いましたが、一応確認。

Windows 365 接続後に Copilot キーを押下したところ、Copilot が起動しました。

Windows 365 環境でも Copilot キーが使えたので、安心しました。


検証環境


<Windows 365 接続元>

Surface Pro 10 for Business

OS Build: 10.0.22631.3447

Windows App Verion: 1.3.241.0

<Windows 365 環境>

OS Build: 10.0.22631.3527


<まとめ>

今回は、Surface Pro 10 for Business の新しい Surface Pro キーボードに搭載されている Copilot キーについて取り上げました。今のところ Copilot キーは単体で動作するようですが、今後 Windows キーと同じように Copilot キー + 何かのキーというというに (Windows キー + X キーのような組み合わせ) なると更に Copilot キーの活用が出来そうですね。今後の Copilot キーの扱いが気になるところですね。

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